2007年5月12日

[users 7169] Re: クラスタシステムについて

日向原です。

一昨日に出た記事ですが、以下を読んでもクラスターがバックアップよりも
優れていると言えますか?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070510/270495/


このメーリングリストで回答してくれている人たちはSIer等と呼ばれる、お客様
(企業等)の業務で使用されるサーバーシステムの構築を設計する立場の(プロの)
人たちのように思えます。

プロの場合、
「可用性(availability)をあげたい」というのが目的ならば、可用性を下げて
いる要因を調べあげ、個々の要因毎に重大度と発生頻度、対処の効果と必要な
費用を天秤にかけて採用する順位を決めるるが普通です。

そしてその場合、(費用対効果を考えるから)クラスター化を採用する順位は下
の方になる(採用されない)というのが皆さんの見解です。
#システム構成が複雑になって技術的にも難しく、又、ハードウェア/ソフト
#ウェアの費用でみても2倍では済まないから(システムを二重化し、さらにク
#ラスター化の為に必要になるハードウェア/ソフトウェアを追加するので)。

どんなハードウェアでも故障の可能性はありますから、クラスター構成は単一故
障点(single point of failure)をなくすために必要な技術ですが、企業等で使用
されているシステムでも大半がクラスター構成になっているわけではありません。
費用対効果を考え、単一故障点になっても止むなしと考えているようです。
#サーバー向けのハードウェアでは電源を2系統にし、2ヶ所から取る(2ヶ所
#のコンセントに挿す)ようにできるのが普通です。あなたのハードウェアは
#どうなっていますか?
#要件が厳しいシステムを運用する場合には、2系統(2ヶ所の変電所から)の
#送電線を電力会社に要求する会社があります。通信回線も2ヶ所の電話局か
#ら引いてもらいます。

逆にバックアップなしのシステムというのはオモチャです。
#バックアップも簡単ではありません。意味のない(システムの復旧ができ
#ない)バックアップしかないシステムがあちこちにあります。

ところで、メールサーバーって1日位ならば停止していても問題ないんじゃない
ですか? 普通は途中の中継サーバーがretryしてくれるはずですし、そもそもメー
ルの伝達性が保証されていないのに、どうして停止してはいけないのですか?
#平さんの返信メール[users 7161]もsakura.fedora.jpの中で1日半ほど滞留
#していたようですし。
メールサーバーならばコールドスタンバイシステムで十分だと思います。


watanabe <watanabe@xxxxx> wrote:

> 渡辺です。
>
> > 平です。
> >
>
> > 99%の可用性ものを99.99%とかに高めるために利用するのが
> > 高可用性クラスターです。Fedora Coreはディストリビューショ
> > ンの
> >として作られているので、そもそも元の可用性が低いのです。
> >
> > 例えば、可用性95%のものを2台でクラスターにして、
> > 全体の可溶性を97.5%にするのであれば、
> > 最初から99%のもので単一構成にすべきです。
> >
> > サービスレベルが定まっていないFedoraで、
> > いくら二重化したところで無駄だということです。
> よく解りました。
> でも、自分はFedoraを使用したいと思います。
> その他魅力を感じるのはSUSEです。
>
> >
> > > メーカサポートのある有償のレッドハットに替えればいいだけですよ
> > > ね。
> > > Fedora Coreの技術はレッドハットでも役に立つと思うのですが
> > > 無駄の意味がよく解りません。
> >
> > 高可用性クラスターのところだけに限っては、
> > Fedora Coreの技術がRed Hat Enterprise Linuxでも役立つとは
> > 言えません。
> > 評価版の寄せ集めでも結構ですから、最初からRed Hat Enterprise
> > Linuxで試すべきです。
> クラスタは価値があると思います。
> だから5千万とかでも売れるのでしょうね。
> 開発を目的のFedoraなら価値があるものにもチャレンジして
> ほしいと思います。
> 開発を目的のFedoraだからこそ自分は魅力を感じています。
>
> > 自分でまず調べたのですか?
> > 教えたキーワード「DRBD」でgoogle検索すれば上位
> > 5つは
> > きちんとした情報が含まれているまともなサイトです。
> ありがとうございいます。まだ調べてはいませんでした。
>
>
> > バックアップ/リストアの手順をあらかじめ文書にし、
> > 日々、バックアップ/リストアの手順の確認を行うことが第一歩
> > です。
> 重要だとはわかっていましたが、
> これも行っていません。
> ご指摘ありがとうございます。
>
> > よく間違われている方が多いのですが、
> > RAIDやクラスタはバックアップの仕組みではありません。
> >
> > 同期型/非同期型ミラーリングでも、ある一定のタイミングで
> > 完全に同期するので誤った情報も副系に転送されます。
> >
> > 障害に気がついたタイミングで、正系と副系の切り離しを行ったところ
> > で、
> > データが完全である保証は得られません。
> これもむずかしい課題ですね。
> バックアップとクラスタ
> クラスタを導入すればネットから切り離して完全に原因追及
> が可能となると思うのですが・・・・
> 止めないという意味ではクラスタは必要だと思います。
> 原因追求は時間がかかると思います。
> 止めないという意味でバックアップ技術が
> クラスタを上回るなら
> クラスタを構築したいとは思いません。
> クラスタがバックアップより上回る技術だからこそ
> 構築したいと思ったのです。
> ようするに復旧時間を最短にしたいという目的なのです。
> 単純にバックアップとクレスタどっちが優れていますか?
> fedoraでトラブルやサーバ復旧時間を最短にするのが目的です。
> 一番いい方法は?
> この答えを見つけたいだけなのです。

日向原 龍一
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