2007年12月27日

[SpamAssassin-JP 624] Re:SpamAssassin 3.2.3用の日本語対応パッチ

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滝澤です。

On 12/27/2007 06:21 PM, MATSUDA Yoh-ichi / 松田陽一 wrote:
> ということは、旧来のルールとは互換性がなくなる、ということとなりますね。

残念ながら、そういうことになります。

最終的にはパッチを本家にマージしたいという意図があるので、本家に取り入れて
しまった仕様に従わざるを得ません。

> そこで質問です。
> 3.1系から3.2系に乗り換えるメリットはあるでしょうか。
> 恐らく「ある」からパッチを作られたのだろうとは思いますが、より具体的に
> 「こんなところが良くなった」みたいなお話をお聞かせ頂ければ幸いです。

海外のスパムに関しては「最新のスパムに対応できる」ことが最大の利点です。
海外のスパムはスパムフィルタ対策をかなり行っているため、SAの古いバージョン
では対応しきれなくなっています。そのため、3.2系でのSAの最新のスパム対策技術
を利用できるのは非常に利点があります。

3.2で追加されたプラグインには次のものがあります。
Mail::SpamAssassin::Plugin::Check
Mail::SpamAssassin::Plugin::HTTPSMismatch
Mail::SpamAssassin::Plugin::URIDetail
Mail::SpamAssassin::Plugin::Shortcircuit
Mail::SpamAssassin::Plugin::VBounce
Mail::SpamAssassin::Plugin::Rule2XSBody
Mail::SpamAssassin::Plugin::ASN
Mail::SpamAssassin::Plugin::ImageInfo

さらに、従来のEvalTests.pmが機能分割・強化されてプラグイン化されています。
Mail::SpamAssassin::Plugin::Bayes
Mail::SpamAssassin::Plugin::BodyEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::DNSEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::HTMLEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::HeaderEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::MIMEEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::RelayEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::URIEval
Mail::SpamAssassin::Plugin::WLBLEval

日本語のスパムに関しては「誤判定(False Positive)が減る」ことが利点です。
normalize_charsetオプションを有効にすると、文字列がUTF-8の文字列になるため、
ISO-2022-JPのバイト文字列が不用意に標準のルールにマッチすることが無くなり
ます。

また、性能面でも利点があります。
特に面白いのはsa-compileというプログラムが追加されたことです。
re2cを利用して、ルールの正規表現をコンパイルして、XSとして利用することが
できることです。これにより、Rule2XSBodyプラグインを使って、高速なパターン
マッチを行うことが期待できます。
まだ、試していないのですが、暇を見つけて比較してみたいと思います。

使い始めてから、3日程度しか経っていないのでこれくらいですかね。

--
滝澤 隆史 (Takashi Takizawa)
株式会社サードウェア 開発部
ThirdWare Co., Ltd.
http://www.3ware.co.jp/

--
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http://mm.apache.jp/mailman/listinfo/spamassassin-jp

投稿者 xml-rpc : 2007年12月27日 20:22
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