2008年7月 8日

[samba-jp:20265] Re: [Samba] [ANNOUNCE] Samba 3.2.0 Available forDownload

たかはしもとのぶです。

遅くなりましたが、リリースアナウンスのメールの翻訳です。

※ リリースノートの翻訳は http://wiki.samba.gr.jp/mediawiki/index.php/Samba_3.2.0pre3_%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88 にあげられてますが、リリースアナウンスメールをかなりカットしたものとなっているので、一応。


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"Patience is the companion of wisdom."
Saint Augustine
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リリースアナウンスメント
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これは Samba 3.2.0 における最初の安定版のリリースである。

Samba は GNU General Public License の第 3 版で配布されるようになった
ことに留意してほしい。ライセンスの詳細については、本リリースノートと共
に配付されているCOPYING ファイルを参照のこと。


Samba 3.2.0 の主要な機能拡張は以下の通り:

ファイルサービス:
o 幾つかの DCE/RPC インタフェースについて IDL が生成した解析レイヤを
用いるようになった
o パス名の最大長 1024 バイトの制約、ファイル名関連コンポーネントの最
大 256 バイトの制約がなくなり、ホスト OS の MAX_PATH の設定までの
長さが扱えるようになった
o レジストリベースの設定機構が導入された
o CIFS Unix Extension サポートが改善された
o ファイルサービスのクラスタリングが試行導入された
o サーバ、クライアントツール、ライブラリで IPv6 がサポートされた
o 代替データストリームの拡張属性への格納がサポートされた
o サーバ、クライアントツール、ライブラリで、暗号化された SMB トラン
スポートがサポートされた
o Vista クライアントからの Kerberos 認証がサポートされた

Winbind 機構と Active Directory 統合:
o Windows Server 2003 のクロスフォレスト、推移的な信頼関係及び一方向
の信頼関係が完全にサポートされた
o pam_winbind および NSS の検索による userPrincipalName を用いたログ
オンがサポートされた
o NSS 呼び出しにおいて、ネストしたドメイングループのサポートが拡充さ
れた
o Active Directory の LDAP 署名ポリシーがサポートされた
o 新しい LGPL の Winbind クライアントライブラリ (libwbclient.so) が
登場した
o Windows Server 2008 ドメインとの信頼関係の確立がサポートされた

ドメイン参加:
o ドメイン参加に関連するクエリをサポートする新しい NetAPI ライブラリ
(libnetapi.so) と GTK+ を用いたドメイン参加 GUI のサンプルが同梱さ
れた
o リモートからのドメイン参加、削除機能が、クライアントおよびサーバ双
方においてサポートされた
o Windows Server 2008 ドメインへの参加がサポートされた

ユーザとグループ:
o ローカルグループのマッピングテーブルについて、新規に ldb バックエ
ンドがサポートされた
o 認証処理に関するセキュリティのデフォルトが向上した
o ユーザアカウント関連の問合せをサポートする NetAPI ライブラリが新た
に同梱された

GNU GPLv3 によるライセンス
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Samba Team は Samba 3.2 以降のリリースにおいて、GNU General Public
License バージョン 3 を採用した。GPLv3 は、現在 Samba の配布に用いられ
ている GPLv2 を更新したものであり、その他のライセンスとの互換性が向上
している他、国際的に通用しやすい内容になっており、21 世紀のフリーソフ
トウェアの必要性により合致したライセンスとなっている。

アナウンスメントのオリジナル版は、以下から入手可能である

http://news.samba.org/announcements/samba_gplv3/


認証に関するセキュリティ設定のデフォルト値
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LANMAN ハッシュのサポートは、クライアント、サーバともに無効となった。
さらに、smbclient 等のクライアントユーティリティや libsmbclient ベース
のアプリケーションにおいて、平文認証の要求も無効となっている。これは、
DOS、Windows 9x/Me、OS/2 を実行しているホストとのやりとりに影響する。

設定が変更されたパラメータの詳細なリストについては、「変更点」セクショ
ンを参照のこと。

レジストリ設定のバックエンド
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smb.conf による設定を補完するものとして、Samba をレジストリベースで設
定することが可能となった。レジストリのみで設定を行う場合は「config
backend = registry」を smb.conf の [global] セクションに記述することで、
この機能を有効にできる。併用する設定を行う場合は、「include = registry」
を記述することで、レジストリで設定した [global] セクションのパラメータ
を取り込むことが可能となる。

新しいパラメータである「registry shares = yes」を smb.conf の [global]
セクションに記載することで、レジストリから読み込んだ共有の定義を有効に
することができる。この共有は、必要時にサーバによって読み込まれる。レジ
ストリで定義された共有は、前述したレジストリに関するパラメータにより、
自動的に有効化される。

レジストリに格納された設定は、「net conf」コマンドにより容易に管理する
ことが可能である。

詳細な情報については、smb.conf(5) および net(8) のマニュアルページから
取得してほしい。


削除された機能
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python binding と libmsrpc 共有ライブラリは、公式のメンテナ不在により、
ツリーから除外された。

smbfs は現在のカーネルではサポートされていないため、smbmount も、この
バージョンの Samba では外されている。代わりに cifs (mount.cifs) を使っ
てほしい。examples/scripts/mount/mount.smbfs に、smbmount や
mount.smbfs の代わりに mount.cifs を呼び出すラッパーのサンプルがある。


libsmbclient で変更された API
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libsmbclient の ABI の互換性維持および可読性を含めたコード管理の維持は
困難となりつつある。ABI の互換性維持およびコードの保守性と拡張性維持と
いう目的のため、API が拡張されることとなった。

特に SMBCCTX コンテキスト構造体の各フィールドはユーザからの読み書きを
サポートしなくなり、廃止される予定となった。SMBCCTX コンテント構造体の
メンバにアクセスしていたアプリケーションをリコンパイルすると、警告が出
力される。

これは、新しいインタフェースに必要な細かい実装の変更を推進するため、意
図的に行われたものである。

大半のアプリケーションについては、これらの変更点の及ぼす影響は究めて小
さいものであると考えており、多くのアプリケーションは変更の必要がない。
一例を上げると、KDE (konqueror) が新しいインタフェースに移行するに際し
て必要な変更は、1 つのファイル中のたった 4 行のみである。

アプリケーション側で手作業でコンテキスト構造体の値の変更や読み込みを行
う代わりに、この構造体の設定可能な各メンバに対して設定(setter)および取
得(getter)関数を発行することが可能である。smbc_option_get() および
smbc_option_set() 関数も、設定および取得インタフェースへの移行に伴い廃
止予定となった。設定および取得関数は全て libsmbclient.h の以下のコメン
ト部でドキュメント化されている:

Getters and setters for CONFIGURATION
Getters and setters for OPTIONS
Getters and setters for FUNCTIONS
Callable functions for files
Callable functions for directories
Callable functions applicable to both files and directories

「deprecated」の警告を削除するために必要な変更の例を以下に示す:

/* Set the debug level */
context->debug = 99;

以下に変更:
smbc_setDebug(context, 99);

/* Specify the authentication callback function */
context->callbacks.auth_fn = auth_smbc_get_data;

以下に変更:
smbc_setFunctionAuthData(context, auth_smbc_get_data);

/* Specify the new-style authentication callback with context parameter */
smbc_option_set("auth_function", auth_smbc_get_data_with_ctx);

以下に変更:
smbc_setFunctionAuthDataWithContext(context, auth_smbc_get_data_with_ctx);

/* Set kerberos flags */
context->flags = (SMB_CTX_FLAG_USE_KERBEROS |
SMB_CTX_FLAG_FALLBACK_AFTER_KERBEROS);

以下に変更:
smbc_setOptionUseKerberos(context, 1);
smbc_setOptionFallbackAfterKerberos(context, 1);


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変更点
######

smb.conf の変更
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パラメータ名 内容 デフォルト値
-------------- ----------- -------
administrative share New No
client lanman auth Changed Default No
client ldap sasl wrapping New plain
client plaintext auth Changed Default No
clustering New No
cluster addresses New ""
config backend New file
ctdb socket New ""
debug class New No
lanman auth Changed Default No
ldap connect timeout New 2
ldap debug level New 0
ldap debug threshold New 10
mangle map Removed
min receive file size New 0
open files database hashsize Removed
read bmpx Removed
registry shares New No
smb encrypt New Auto
winbind expand groups New 1
winbind rpc only New No

「include = registry」に新しく特殊な意味が追加された。


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ダウンロードの詳細
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伸長した tar アーカイブおよびパッチファイルは GnuPG (ID 6568B7EA) を用
いて署名されている。ソースコードは以下からダウンロード可能である:

http://download.samba.org/samba/ftp/

リリースノートは以下から取得可能である:

http://www.samba.org/samba/ftp/history/samba-3.2.0.html

バイナリパッケージは以下から取得可能である:

http://download.samba.org/samba/ftp/Binary_Packages/

Our Code, Our Bugs, Our Responsibility.
(https://bugzilla.samba.org/)

--Enjoy
The Samba Team

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TAKAHASHI, Motonobu (たかはしもとのぶ) monyo@xxxxx
http://www.monyo.com/


投稿者 xml-rpc : 2008年7月 8日 01:16
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